※2009年10月20日以前の記事は、現在までの道のりをまとめてアップしたものです。
こんにちは!グリーンです。
今回も前回に引き続き、自分たち研究者自身が被験者となって予備実験を実施しました。
私は今回が始めての被験者体験となりました。
前回全く予想のつかない結果が出ている中、果たして今回は思ったような結果が生まれるのでしょうか!?
前回までは、実験課題が終了してから脈拍の計測をしていましたが、今回は課題の最中に計測することになりました。
課題を実施しているその瞬間の変化を見るためです。
さらに今回は、課題文が書かれた文書を目の高さの位置で固定し、目と文書間の距離もぶれないようにしました。
目と文書間の距離を固定するやり方は、目があまり良くない私には小さなサイズのフォントが出てくると結構なストレスを感じました。
実際に被験者になってみると、文書の中身によってストレスの度合いがかなり違うなという感じもしました。
興味のある内容だとストレスはほとんど感じないし、読むスピードも上がります。
また課題の1回目が一番ストレスを感じ、2回目、3回目と進んでいくにつれて慣れてきたせいか、感じるストレスは少なくなっていったような気がしていました。
課題中は時間の経つのが速く感じました。
課題中は文書を読むのに精一杯で、文字の大きさこそ気になりましたが、字間や行間にまで気が行きませんでした。
ただ明らかに頭に入りやすい課題と、なかなか頭に入ってこない課題がありました。
自分で意識しなくても、潜在意識下では何らかのストレスがかかっているのかなという感じがしました。
課題の合間合間の休憩時間をどう過ごすかによっても影響が出ているかもしれないと感じました。
他にも
「あ!次の課題で終わりかも!」
といった期待感や、
「あ?まだ終わりじゃなかった。。」
といったガッカリ感といった感情もストレスに影響を与えているのかなと感じました。
後日、実験結果を聞きにATRへ。
ストレスを計るということが、これほど難しいことだとは思いませんでした。
とにかくいろいろな複雑なものが絡んでくるため、残念ながら今回もまるで想像のつかない結果が出てきてしまいました。。
結果を聞いてみんな沈黙。。落胆と少し重苦しい雰囲気。。
なかなか思ったような結果が出なくて、少し焦りも感じていました。
そんなときに、穏やかな声で深谷さんから数珠のひと言が。
「ここで焦って結果を急いでも、信頼性の欠けたものが出来上がってしまいます。急ぎつつも、じっくりやっていきましょう!」
効いた。深谷さんのこの言葉が、とても頼もしく感じました。
諦めずに、また挑戦します!
グリーン
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