※2009年10月20日以前の記事は、現在までの道のりをまとめてアップしたものです。
今思えば、あの出会いがなければ、こうしてブログを立ち上げることもなかっただろうし、ここまで大掛かりなプロジェクトに関わることもなかっただろう。
あの出会いとは2008年の2月、テクニカルライターの会でのATRの方とのそれである。
ここで耳慣れない単語が2つばかり出てきたので補足。
〇テクニカルライターの会とは...
我々マニュアルなどの制作に携わる職業人が集う会合であり、主に関西企業を中心とした団体である。
〇ATRとは...
「けいはんな学研都市」に位置する、未来社会への貢献を果たすべく、情報通信分野における基礎的、独創的研究の推進を図る目的で設立された研究機関。
その研究成果はワールドワイドに高く評価されており基礎研究のハブ研究所として、世界から大きな期待を寄せられている。
その会のシンポジウムにてATRの方がスピーチした「人は学習するときに脳のどこらへんを働かせているのか」という話を聞いて感銘し、そのあとの交流パーティーの席で直接オファーさせていただいたのがきっかけである。
我々が携わっているマニュアルの世界はまだまだ感覚的なものさしで判断されることが多く、理系ほどの理論まで行かなくとも何かしら説得性のある方向に導きたかった私にとって脳からのアプローチは至極刺激的であった。
残念ながら脳の世界というのは奥が深く、理解と脳の働く部分における相関関係を導き出すことは難しいことがわかった。
それでも理論的にマニュアルを分析するのも興味深いということで別の方を紹介いただき、後日「けいはんな学研都市」のATRを目指すこととなる。
いざ、けいはんな!
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