※2009年10月20日以前の記事は、現在までの道のりをまとめてアップしたものです。
脳科学、認知工学、心理学、行動学、などなど・・・、とりあえずよくわかっていなかったのですが、社内でプロジェクトを結成し、マニュアルというもの、文字というもの、レイアウトというものを単なるデザイナーの主観だけで考えるのでなく、また単純なアンケート調査だけでなく、もっと客観的な視点で「人間」が「書物」を読むときのことを科学してみようと思いました。
その名もブレインズ!
赤ブレイン、青ブレイン、黄ブレイン、緑ブレイン、ピンクブレイン・・・
というような派手なことはしてませんが、5人のメンバーで研究していくことにしました。
月に何回か車でATRまで5人で行き、そこでいろいろな議論をし、いろいろな実験をしていくことになります。
この5人のメンバーに加えて強力なメンバーが参加してもらうことになりました。
ATRの深谷さんって方で冷静な面持ちで知的かつ鋭い意見をしてくれます。
とても頼もしいゴールドブレインです。
山の麓にあるATRは、自分らのオフィスがあるところとは雰囲気がかなり違っていて、気分転換にもなります。
会議が終わる頃はいつも夜で見上げる夜空がなんとなく人間を馬鹿にしてるようで「そんなことやいやい研究してどうするんよ、それより宇宙を眺めよ、広いよ?」って言われている気がします。
しかし!
どうせ小さな人間ですから、更に小さいことにこだわって、小さい小さい微妙な変化を解明していこうと思います!
「7ポイントの文字と8ポイントの文字ってどっちが記憶に残りやすいの?」
こんな小さな疑問を解明していくのがブレインズの指名です。
この小さな疑問の回答は小さな小さな数パーセントの差になるのでしょう。
でもその数パーセント差がもしかしたら人間の生活の中で心地よさ、ストレス、理解度とい言ったものを大きく左右しているかもしれない・・・・、って思っています。
レッド
コメントする