わかりやすさはシルバーから

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※2009年10月20日以前の記事は、現在までの道のりをまとめてアップしたものです。


レッドです。
ってわけで2順目です。
このブログ、このように5名の人間が順繰りで書いているのですが、まぁ、そのぉ・・・個性っていうものもあり、統一感が若干ありませんが、それはそれでいいかと思いつつ書いています。


60代の方の実験には参加できなかったのですが、あとでその内容を聞いて、あたらめて「お年寄り」について考えました。(すみません少し話がそれます・・・・)


シルバーシートとかシルバー人材とかありますが、何故シルバーなんでしょう?
お年寄りを「シルバー」と称するのは如何なものでしょう?

ゴールドとかアンバーとかブロンズとかのほうがなんとなくイメージが合う気がします。シルバーってあんなギラギラした色はなんか違うよう気がすると思っておりました。


っで、うちのピンクちゃんに聞くと「銀髪のシルバーよ」と教えてくれました。
ほー、銀髪の・・・、シルバー・・・
なるほど・・・
それは・・・
いいかもしれない・・・


だったらそのシルバーな人たち用にもっとシルバーなサービスを考えたらどうだろう!


お年寄りにもわかりやすくというとすぐに文字を大きくとか、複雑なことは省いて表面的な簡単な説明しかしないっていうのは、失礼なことではないでしょうか?

向学心も向上心も好奇心もその辺の若いもんよりしっかり持っている方が多いのなら、お年寄りだからっていう勝手な先入観を持った「若いもん思考」で考えて物づくりしてはいけないと改めて反省しました。


もっといろいろな観点から考え、お年寄りの視点に立ったデザイン、構成、内容を考えたほうがいいですね。
若い頃からパソコンに慣れ育った世代ではないのですから、戸惑うことは多いとは思います。だからこそ情報の整理のしかたが重要なのだと思います。


文字に対する認知特性の話からは大分と逸脱してしまいましたが、ただ単に読みやすい文字を使うことだけがユーザー保護ではないような気がしてきました。

読みやすさだけではなく、わかりやすさも意識した文字の研究を始めるべきだと感じ始めました。


小さい文字を沢山扱った辛い実験に元気に挑んでいるお年寄りの姿には、「読みにくくても理解してみせる!」といった強い意志が感じられます。

向上心の強い人がまず望むのは、「理解したい」という気持ちなのではないでしょうか?
だから「読みやすさ」だけに視点を置くのではなく「わかりやすさ」にも視点を置いた研究もしなくていけないと感じ始めています。


もちろん文章の書き方や情報整理の方法も大切ですが、それはまた別途研究するとして、先ずは単純に文字の大きさとわかりやすさや記憶に残りやすさの関係を調べていこうと思いました。


レッド

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このページは、レッドが2009年10月20日 09:56に書いたブログ記事です。

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