2013年8月26日(月)から28日(水)まで開催されました
「テクニカルコミュニケーション(TC)シンポジウム2013」に出展しました。
例年TCシンポジウムは東日本は工学院大学で、
西日本は京都リサーチパークで開催されています。
今回出展した新しいシステムは、
これまで紙媒体やPDFが中心だった「取扱説明書」、「カタログ」、
「会社案内」などのデータをHTML化し、多言語自動編集や展開が
可能になるシステム「Qmuzon3(クムゾン3)」です。
Qmuzon3の特徴は
・メイン言語を作成するだけで、メイン言語のレイアウトを維持したまま
他言語訳をデータベースから自動で取り込み
・データベースに他言語訳が存在しない場合でも、TRADOSに渡せるデータの
書き出し/読み取りが容易にできるため、翻訳会社や翻訳部門などとスムーズな
連携ができる
・新旧ドキュメントの差分を抽出して翻訳管理できるため、翻訳費用を削減できる
・コンディショナル(条件付け)機能によって、仕向地や機種に依存する記載を
1つのプロジェクトにまとめて記載できる
・1つのプロジェクトから、コンディショナル機能に基づく複数のHTMLを
一括で書き出すことができる
例)1つのプロジェクトから、日本語、英語、フランス語、ドイツ語、
スペイン語、アラビア語、中国語のカタログを一気に書き出す
・類似仕様のマニュアルを複数制作する場合には大幅なコストダウンになる
・複数人によるプロジェクト同時編集に対応し、編集者を効率的に配分できる
・随時編集内容をプレビューしながら作業できる
・校正機能でチェックの負担を軽減できる
・Illustrator内の文字(引き出し文字等)も翻訳管理できる
・アラビア語などの特殊言語にも対応
・Webサイトの多言語化にも対応
などなど、多彩な機能を持っている編集システムとなっています。
カタログ、マニュアルなどは
紙からPDFときてこれからはHTMLに移行していくことは
業界ではほぼ既定路線として考えられています。
来たるべきHTML化時代に向けて、これまで社内用のシステムとして「Qmuzon3」を
開発し使用してきましたが、この度対外的にも販売していくこととなりました。
▲展示ブースの様子
また、今年は展示出展の他にセミナー枠をいただきまして
「HTMLマニュアルの他言語化システム」というテーマで発表しました。
皆さん本当に熱心に聴講されていて、業界の将来にとても関心を
お持ちなんだと感じました。
弊社も業界の発展に益々尽力して参りたいと思います。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました!
■TCシンポジウム2013 概要
URL:http://www.jtca.org/symposium/
日時:2013年 8月26日(月)、27日(火)、28日(水)
場所:工学院大学
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主催:一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会