先週の金曜日、Adobe Design Summit2009へ行ってきました。
サブタイトルは グッド・デザインで不況をぶっ飛ばせ!
これはワクワクしないではおれません。
まず、「伊右衛門」や「年賀状」キャンペーンなどを手がけられた、
アートディレクターの永井氏のキーノートセッションでした。
実際のCMをプレビューしながらのセッションで、
スクリーンで見る「伊右衛門」や「年賀状」キャンペーンのCMは、まるで映画のよう。
カットの繊細さが、テレビで観ていたときよりも伝わってきました。
年末年始にかけてテレビで流れていた、「年賀状」のCMを覚えていますか?
年賀状を送るのではなく贈る、というコピーにも表れていると思いますが、
人の心を動かしてアクションを起こさせる広告は、広告の作り手がじっくり心を入れて創ったものじゃないと
通用しないのだろうなあと実感しました。
後半のトークセッションには、デザインカンパニーのドラフトから田中氏と福岡氏が登壇。
トップクリエイターと称されるお二人の制作現場でのエピソードは、驚きの連続。
Photoshopの数百レイヤーに渡る画像で、パラパラ漫画仕立ての動画を制作されたり
「好きな印刷の感じ」「いい感じの文字」にゆきつくまで、コピー機などの手作業を繰り返されていたり。
そんな工程を経て創られたものは人に寄り添うからかなあ、なんだか心地いいのです。
人は、人に向かって創る
不況でも好況でもどんな時でも、このことは変わらないんですよね。